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2006年 12月 14日

マリインスキーバレエ 「海賊」/「白鳥の湖」

昔、キーロフ劇場と呼ばれたサンクト・ペテルブルクのマリインスキー劇場は250年以上の歴史を持つロシアの名門オペラ&バレエ劇場。パブロワ、ワガノワ、ニジンスキー、ヌレエフ、バリシニコフ等々がここの舞台に立った。現在、指揮者のゲルギエフ氏が芸術監督兼総裁を務める。
今回の来日公演は、1月から始まったロシア文化フェスティバルの一環である。東京文化会館での2公演を観た。
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「海賊」
異国情緒のある色彩豊かな舞台だった。はじめと終わりに出る海上を行く船の舞台装置がリアル。ヒロインを演じたヴィシニョーワは可憐かつ折り目正しい美しさがある。この演目は、男性の見せ場が多いものらしい。実際、アリ役のサラファーノフが拍手喝采を浴びていた。バレエ用語はわからないのでうまく言えないが、スピードとジャンプ、回転のあいまった妙技にうひょーとあっけにとられる(ああ、もう少し洗練された表現をしたいのだが)。会場の感嘆を一身に集めたのではないだろうか。ファジェーエフ(プリンシパルだ)も華あるソリストだ。
上演時間正味90分の作品で、比較的短く感じた。
【12月6日】
メドーラ :ディアナ・ヴィシニョーワ
コンラッド:エフゲニー・イワンチェンコ
ランケデム:アンドリアン・ファジェーエフ
アリ:レオニード・サラファーノフ

マリインスキー劇場
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「白鳥の湖」
「海賊」だけでは見足りなかったので、「白鳥の湖」も買ってみた。音楽の美しさ、見所の多さで人気の演目なのだろう、当日には全席売切で、ダフ屋がいた。
白鳥の群舞が実に実にきれいでまさに夢。腕の流れのさまは本当に飛び立っていきそう。主役を演じたロパートキナというバレリーナはマリインスキーの大看板なのだろう。腕のゆらめき、特に手首から指先の動きが印象深い。美しさや技は当然として、それらに加えて気高さと一種凄みに近い迫力がある。なので、オディールの時がかっこいい。王子役のゼレーンスキーもプリンシパルだが、特に印象に残らなかった。王子の役柄がやや弱いキャラクターだからだろうか。ちょっと疲れた感じで、おじさんぽくみえた。道化のスピーディーな回転技は良かった。この公演は、魔法が解けてハッピーエンドの演出だった。
【12月10日】
オデット/オディール:ウリヤーナ・ロパートキナ
ジークフリート王子 :イーゴリ・ゼレーンスキー
道化:アンドレイ・イワーノフ

マリインスキー劇場内部
d0007923_050748.jpgそれにしてもどの方々も一体全体どうしたらあのような体が作れるんでしょうか!?同じ人間とは思えない・・・。
東京文化会館は、場所は便利だが古いせいだろう、内装が汚くみえる。現地マリインスキーの舞台で見れば、舞の美しさもひときわなのだろうが。マリインスキーバレエの次の来日は3年後の予定。その時はもっと良い席で見たい。
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by itsumohappy | 2006-12-14 01:06 | 演劇


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