革命記念日

11月7日(ロシア暦10月25日)は10月革命を記念する祝日、だった去年までは。今年からなんと祝日ではなくなったそうだ。ソ連時代の革命記念日といえば、赤の広場をミサイル積んだ戦車みたいのや兵士が軍事パレードし、それを例のふさふさ黒毛の帽子かぶった党のお偉いさん方が横一列に並んで宮殿上から閲兵するシーンを必ずTVニュースで報道したものだ。西側社会は、彼らの立ち位置でそれぞれのクレムリンにおける影響力を推し量っていた。あ、3番目にいます!とか言って。

  赤の広場  党書記たちは右側の木々付近の上から閲兵していた 
d0007923_22364682.jpg

かわりの祝日として11月4日に「民族統一の日」ができた。1612年、商人ミーニンとスズダリ大公パジャルスキーが義勇軍を率い、モスクワをポーランド軍から解放した記念日である。

  聖ワシリー寺院前にある銅像がミーニンとパジャルスキー
d0007923_022093.jpg

国をまとめるのに愛国心に訴える政策をとっているのは中国に限らない。同じように広大な国で100以上もの民族がいるロシアでも同じことだ。しかし、新聞によればこの祝日変更に国民はそれほど賛成せず戸惑いの声もあるとか。

4日の「民族統一の日」に極右がモスクワで他民族排斥を掲げてデモをしたらしい。外国人留学生を襲ったりする事件が前々からあるそうだし、日本大使館員も最近被害に遭っている。愛国心と民族主義。一歩間違うとおそろしい。民族問題は日本人にはぴんとこないが根の深い問題だろう。
モスクワ旅行中、市内から郊外に行く途中でハイウェー脇に男性が多く集まっている場所があった。ガイドが、カフカスからの人たちで、そこで仕事のあり口を探すのだと言っていた。おそらく危険できつい肉体労働をするのであろうが、彼らのような(イスラム系の)不法移民に向けられる目は厳しいようだ。
[PR]
by itsumohappy | 2005-11-07 22:00 | ロシア | Comments(0)
<< 羅臼の漁船の拿捕 プーシキン 『ベールキンの物語... >>