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2006年 05月 07日

ボリショイバレエ「ラ・バヤデール」

1776年創立の名門バレエ団が4年ぶりに来日し、「ラ・バヤデール」と「ファラオの娘」というロシアバレエの古典を上演した。ロシア文化フェスティバルの一環であり、また創立230年記念とあって大規模な(ダンサーが多く要る)公演だった。
3日初日、「ラ・バヤデール」(全3幕)を観た。

バヤデールは仏語・英語で「インド(ヒンズー教)の踊り子」のこと。ロシアでは「バヤデルカ」。古代インドを舞台にしたバヤデール、ニキヤの悲恋物語で、台本・振付はプティパ他、1877年初演である。今回の公演では装置、衣装は当時のものを再現したそうだ。

どの幕にも、黄金の仏像の踊り、太鼓の踊り、影の王国の精霊の踊り等、多彩な踊りがあってあきさせない。インド風のようなアラビア風のようなひらひらしてきらびやかな衣装で、華やかさと異国情緒があふれていた。

d0007923_23135678.jpg主役ニキヤを演じたザハーロワはただ立っているだけでも絵になる姿。繊細でたおやかである。肋骨の浮き出るような細い体で、恋人(ソロル)に裏切られて悲しむ場面など信じられないくらい体がしなる。

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ソロル役のツィスカリーゼはミュージシャンのプリンス似の濃い顔。こちらもしなやかで、体を後ろで2つに畳めそうだった。
準主役のニキヤの恋敵ガムザッテイ役のアレクサンドロワもボリショイの看板スターの1人。ザハーロワよりもがっちりしていて(少々太めにも見える)その分踊りも力強い。この役にとても合っていた。黄金の仏像を演じた岩田守弘はボリショイ初の外国人ソリスト。びよーんとマリのように跳躍していた。

その他大勢の演技では、3幕目の影の王国の場面が美しい。舞台奥から闇に白く浮かぶ32人の精霊たちが、少しずつスロープを舞い降りた後、ステージいっぱいに踊る。ただ人数多い分失敗すると目立つ。何でもないシーンだったのに何故かバランス崩して揺らいでしまった(しかも目立つところで)霊が1人2人いた。
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バレエは誰が観てもそれなりに楽しめる演劇だと思う。ただ値段もそれなり(東京公演は1万9千円~5千)なのでそう頻繁には行かれないのが残念。

踊りの場面は公演のページから

【5月3日の配役】
ニキヤ:スヴェトラーナ・ザハーロワ
ソロル:ニコライ・ツィスカリーゼ
ガムザッティ:マリーヤ・アレクサンドロワ

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ボリショイ劇場本館。現在工事中で、新館などで公演が行われている。バレエのレパートリーは40作近く。値段は5月7日の公演(「シルフィード」)を見ると40~1200ルーブル。バルコニー端は半分は見えないので、そこなら正面2階あたりの立見のほうがよい。

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                 (ボリショイのサイトへ↑)
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by itsumohappy | 2006-05-07 22:26 | 演劇 | Trackback | Comments(1)
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Commented by BlogStation69 at 2006-05-14 03:05 x
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