ロシアが気になる

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2005年 11月 11日

羅臼の漁船の拿捕

11月3日、国後島付近でホッケ漁をしていた羅臼の漁船がロシア国境警備隊に捕まり、取調べのため国後島のユジノクリリスク(旧地名:古釜布)に連行されてしまった。10日現在、その後どうなったか音沙汰がない。拿捕の理由は、指定区域外で操業し、許可されていない魚が船にあったためらしい。
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いくら北方領土(択捉、国後、色丹、歯舞)は日本の領土と叫んでもロシアが実効支配している地域なわけで、かつてその付近での操業は、ロシア側の銃撃など危険と隣り合わせであった。
領土問題は未解決のままであるが、98年、ロシアとの協定により、取締りの管轄権を棚上げし、一定の条件のもと安全に操業することができるようになった。毎年の交渉で魚種や漁獲量、隻数が決められる。操業中、網に入った指定外の魚は海に戻す。秋から年末まではホッケ、年始から3月初旬まではスケトウダラなどの漁ができる。協定遵守のかわりにロシアは臨検しない(のが暗黙の了解)。ロシアへの相応の見返りはあり、漁業者は2千万くらいの資源保護協力費(一応日本の領土なのだから入漁料とは言えない)を払う。その他水産研究の機材の供与とか日本政府による対ロ技術支援もある。

ちなみにこの協定ができるきっかけを作ったのが、先の選挙で返り咲いた鈴木宗男議員だ。世帯の約3分の1が漁業に従事している羅臼町では絶大な人気があるらしい。この町で鈴木氏は60%の得票率を得た。

今回の拿捕は協定締結後はじめてとのこと。日本側に目に余る行為があったのか。たまたまロシア側の警備隊の機嫌が悪かったのか。
船の中にあった禁止魚は「エビ15匹、キンキ120匹、ツブ150個」だったそうだ。キンキというのは食べたことがないのだが、一匹2~3千円位もする高級な深海魚。別名キチジ、キチジ(吉事)であるからして鯛のとれない北海道ではその代わりになるらしい。   

キンキ
d0007923_2124628.jpgロシアの目をかすめて?ちょっとくらいとりたい気持ちになっても不思議ではないなぁ。ともあれ、拿捕漁船の関係者は心配しているだろう。ロシア大統領の来日を目前にそうひどい扱いは受けないと思われるが・・。
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by itsumohappy | 2005-11-11 21:37 | 歴史・領土問題 | Trackback | Comments(0)
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